債権回収に困ったら弁護士に相談のイメージ

ビジネスや日常で、お金を貸したにも関わらず、借金を返してもらえない事態に陥ることは珍しくありません。例えば債務者が自己破産したり、倒産したりするケースなどがあるでしょう。こうした事態を迎える前に、債権者はどのような手を尽くすべきなのでしょうか。
ここでは弁護士に依頼して債権回収をする手続きについて見ていきます。回収不能状態になる前に、弁護士に相談をして債権を回収できるようにしましょう。

 

■債権回収とは?

債権回収とは売掛金などの売り上げ債権を有する「債権者」が、支払い義務を負う「債務者」から債権を回収する手続きを言います。具体的な債権としては次のようなものです。

 

  • 友人、知人に貸したお金
  • 交通事故等の示談金や慰謝料
  • 売掛金や未収金などの売上債権

 

債権者はこれらを債務者から回収する権利を有しています

 

■債権回収手段の種類

債権回収手段には支払を催促するものや、法的拘束力を持つものなどいくつかの種類があります。代表的な手段として、次のようなものがあります。

 

  • 電話や請求書、催促状等で請求をする
  • 直接、相手の所に行き回収をする
  • 相手との話し合いにより一部弁済を受ける
  • 保証人、連帯保証人等から回収する
  • 強制執行等の法的手続きを取る

 

これらの回収手段は債権者自身が行うこともできます。また、弁護士等に依頼して債権回収することも可能です。そこで、ここでは弁護士に依頼することのメリット・デメリットを見ていきます。

 

■債権回収を弁護士に依頼する

債権回収は時間がかかったり、肉体的・精神的に負担があったりします。そこで債権回収を弁護士に依頼することも可能です。ここでは債権回収を弁護士に依頼することのメリット・デメリットを解説します。

 

弁護士に依頼することのメリット

債権者が弁護士に債権回収を依頼すると、下記のようなメリットが得られます。

 

(1)適切な回収手段を選べる

すでに説明したとおり、債権回収の手段にはいくつかの種類があります。弁護士に依頼をすれば、債務者の状態等を見て適切な回収手段を選んでくれます。その結果、回収不能状態に陥る前に、債権回収することが可能になりやすくなります

 

(2)法的問題にも対応可能

一般的な考えでは、返済義務を果たさない人の方が悪いことは分かります。しかし、実際には「法律に基づいて」債権回収をしなければなりません。しかし、一般の人では法律知識に乏しいことが多いのです。

 

そこで弁護士に依頼をしておけば、債権回収の専門知識を活用して法律問題にも対応してくれます。したがって、時効の成立を防いだり、不当な要求を回避したりすることができます

 

(3)迅速に対応が可能

当事者間の話し合いでは、債権回収までに時間を要する場合が多くなります。ところが弁護士に依頼しておけば、話し合いで済まない場合にすぐに法的手段に切り替えられます。その結果、当事者間での話し合いよりも、紛争解決までの時間が短くなりやすくなります

 

弁護士に依頼することのデメリット

債権回収を弁護士にする場合、デメリットになるケースも見られます。具体的には下記のようなものです。

 

(1)弁護士への依頼費用が発生する

依頼する弁護士事務所にもよりますが、弁護士に依頼をすると着手料や成功報酬などの費用がかかります。回収する債権の金額が少額の場合、費用倒れになる可能性もあり注意が必要です。

 

弁護士事務所によっては無料相談が可能な場所もあります。あらかじめ、費用については相談しておくことが肝心です。当エクレシア法律事務所でも、まずはご相談いただければと思います。

 

(2)債務者との関係について

弁護士に債権回収を依頼すると、基本的には債務者との関係がこじれるケースもあり得ます。もちろん、本来支払いをしなければならない人が、支払わないことが問題です。しかし、弁護士に依頼すると法的手続きによって債権回収等をするため、関係がこじれるケースも時にはあります。

 

とは言え、債権を回収せず泣き寝入りするのも問題です。借金は返してもらわないと困ってしまいます。当事者同士での話し合いであっても、関係がこじれることもありえるのですから、この点は実は悩んでも仕方の無い点かもしれません。債権回収の実績のある弁護士であれば、その点を理解した上で適切な対応をすることになります。
ですから、一呼吸置いて、債権回収の経験のある弁護士とよく相談しておくことが一番でしょう。

 

■弁護士の回収手続きの流れ

弁護士に依頼すると、基本的に法律手続きによって債権回収をすることになります。代表的な回収の流れは下記の通りです。

(1)債権者が弁護士へ相談する

債権者から弁護士に対して債権回収の相談を受けます。この相談の時点で、債権の状態滞納状態などを確認します。

 

なお、債権者は滞納状態等を確認できる書類を提出できるようにしておく必要があります。事実に基づかない債権回収はできないので注意しましょう。

 

(2)債権者が弁護士に依頼する

債権者が相談に納得がいった場合、弁護士への依頼となります。依頼をした時点で、弁護士と「委任契約書」を交わし、着手金を支払うなどします。

 

(3)弁護士から債務者に内容証明が送られる

弁護士はまず「督促状」を内容証明郵便にて送付します。内容証明郵便を使う理由は、請求している内容や事実を証拠にすることが可能になるからです。また、弁護士によっては電話で督促を行うこともあります。

 

(4)弁護士による任意交渉がされる

弁護士が債務者と面会し、支払いの確約を取るように任意交渉がされます。確約内容は書面で残すようにし、強制執行に備えて担保などを確保しておきます。なお、多くの事案ではこの段階で解決します。
 

(5)弁護士が裁判所を通して民事保全をする

債権回収をしている余裕がない場合は、弁護士は民事保全をします。民事保全とは、裁判所の許可を取り、債務者の財産を凍結する手続きのことです。これによって裁判を起こすまでの時間を稼ぎます。

 

なお、相手に倒産されてしまうと、この民事保全は解消されてしまうので注意が必要です。

 

(6)弁護士が訴訟をする

強制執行をさせるために債務名義訴訟をします。訴訟の種類は下記の3つがあります。

 

  • 支払督促…証拠がそろっている場合に利用可能
  • 少額訴訟…60万円以下の訴訟額にて利用可能
  • 通常訴訟…一般的な訴訟方法

 

(7)強制執行手続きを取る

訴訟によっても債務者が債務を履行しない場合、強制執行によって不動産や動産を押さえ、連帯保証人等に支払いをするように手続きを取ります。強制執行は、債権回収手続き上の最終手段です。したがって、これ以上支払いがされなければ、回収不能状態に陥ったことを意味します。

 

■債権回収なら弁護士に依頼をする

債権回収は自分でもできますが、弁護士に依頼をする方がオススメです。この理由は債権者本人が行うよりも、スムーズに手続きを終えられるからです。

 

もちろん、債権者ご自身で手続きをすることも可能です。しかし、債権者は本来業務をして、ビジネスを続けたり、私生活をつづけたりした方が健全です。思わぬトラブルに巻き込まれることを防ぐ意味でも、法的に進めたほうが無難でしょう。

 

債権回収で一番の問題は、相手が自己破産、もしくは倒産してしまうことです。これは時間の問題になっています。そのため、債権回収をするのであれば弁護士に依頼をして早期解決をするように努めるといいでしょう。

 

■まとめ

弁護士による債権回収について見てきましたがいかがでしょうか。債権回収自体は、債権者本人でもできます。しかし、弁護士に依頼をした方が早期解決をしてくれます。弁護士への依頼費用こそかかるものの、債権を守るためには一度相談をした方が良いでしょう。

 

埼玉県越谷市にある当エクレシア法律事務所は債権回収についても実績がございます。新越谷・南越谷駅から徒歩3分のところにあるため、周辺のエリアの方もアクセスがしやすくなっておりますので、春日部市や草加市、川口市、吉川市、三郷市、八潮市、東京都足立区、そのた近隣のエリアの方はお電話もしくはメールにてご相談ください。必要に応じてご予約いただき、当事務所にお越しいただく流れとなります。

 

債権回収は何より早期解決が大切です。まずはご連絡ください。

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